【手記】違法な監禁による脱会強要が繰り返されないために

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作成者:20代 男性

はじめに

この手記は、摂理で信仰生活をする私を脱会させるために行われた監禁事件を振り返り、その事実を記すものです。
この手記を公開する理由は、二つあります。
一つは、私が信仰生活をしている摂理はカルトではないということを伝えるためです。
もう一つは、監禁までして脱会させるという非人道的な事件が二度と起こらないようにするためです。
私を監禁することに関わったすべての人に対して、私は恨みも憎しみもありませんが、監禁までして信仰の自由を奪おうとする人権を侵害する行為は、許されるべきではないと思います。
この手記を書き終えて感じることは、神様は目に見えませんが、私の人生の路程においていつも共にして導いてくださっているということです。

詩篇23篇
主はわたしの牧者であって、わたしには乏しいことがない。
主はわたしを緑の牧場に伏させ、いこいのみぎわに伴われる。
主はわたしの魂をいきかえらせ、み名のためにわたしを正しい道に導かれる。
たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、わざわいを恐れません。あなたがわたしと共におられるからです。あなたのむちと、あなたのつえはわたしを慰めます。
あなたはわたしの敵の前で、わたしの前に宴を設け、わたしのこうべに油をそそがれる。わたしの杯はあふれます。
わたしの生きているかぎりは必ず恵みといつくしみとが伴うでしょう。わたしはとこしえに主の宮に住むでしょう。

摂理での信仰生活

私は2004年12月から摂理(キリスト教福音宣教会)の教会に通っています。
一般的な日本の家庭で育った私は、18歳になるまで神様を信じることなく(むしろ神様の存在を否定して)、信仰を持つことなく生きてきました。
自分が宗教を持つようになるとは思ってもいませんでしたが、あるきっかけで聖書を学ぶようになりました。
「聖書」=「宗教」=「怪しい」という日本人的なステレオタイプな考え方を持っていたので、最初は聖書を学ぶことに戸惑いを感じました。
しかし、聖書を学ぶことで何かが変わるのではないかと感じ、聖書を手に取るようになりました。
そして実際に変化は起こりました。
大学入学当初からの友人は、私に起こった良い変化を見て、まるで別人のようだと驚いていました。
聖書を学ぶ過程で、私は神様を信じるようになりました。
もちろん、すぐに神様を信じるようになったわけではありません。
神様を信じるようになるまでには、何ヶ月もの時間がかかりました。
紆余曲折はありましたが、このようにして私は摂理の教会に通うようになりました。

摂理カルト報道とその影響

2006年、マスコミにより、摂理はカルト教団だという報道がされました。
(摂理はカルトではありません。マスコミで報道された内容は間違った内容や事実を歪曲した内容があり、事実誤認であるということを主張しておきます。)
そして大学も、マスコミ報道の影響を受けるようになります。
私が摂理の教会に通っているということで、千葉大学の学生課は私を呼び出すようになりました。研究室の教授も、事あるごとに私を呼び出しては、摂理はカルトだと頭ごなしに言い、脱会するように説得してきました。

千葉大学が大学という立場でありながら、このように個人の信仰の自由を侵害するというのは、本来あってはならないことだと思います。
千葉大学が、摂理をカルトと決めつけた認識の下にそのような行動をしてしまったことを、卒業生として残念に思います。
当時20歳くらいだった私は、脅されているような感覚さえ覚え、人格を否定されるような言動に非常に苦しい思いをしたことを覚えています。
さらに大学だけではなく、第二東京弁護士会所属の渡辺博という弁護士から私の両親に対して、「息子さんを摂理から脱会させなければ大変なことになる」という内容の手紙まで届くようになりました。

監禁前夜

2009年、事件は起こりました。
実家の両親から電話がかかってきました。
今度東京に行くからその時食事でもしよう、というものでした。
さらに、東京のホテルに泊まるからその日は一緒に泊まりなさい、というものでした。
その時の両親の誘いは、強引さを感じさせる話し方で、違和感を感じたことを覚えています。
そしてその日、家族でホテルのレストランで食事をしました。
ホテルの部屋に戻ってから、両親は重い口を開いて、私が摂理の教会に通っていること、またそのことについて話し合いたいと切り出しました。
また、ゆっくりと話をしたいから明日から場所を移そう、とも言いました。
その場で携帯電話まで没収され、普段の優しい両親ではあり得ないような状況に、私は困惑しました。
その夜は、これから自らの身に何が起こるのかを考え、不安であまり眠ることができませんでした。

監禁とその実態

次の日、ホテルの駐車場に停められたレンタカーに乗って、立川のウィークリーマンションに私は連れて行かれました。
そこには私の着替えなども予め用意されていました。
1Kのウィークリーマンションでの監禁生活は、私にとって地獄の苦しみでした。
両親は「摂理はカルトだ、お前は騙されている」の一点張りで、私がどれだけ真摯に話しても聞く耳を持ってくれませんでした。
そして自由に外出することは許されず、携帯も取り上げられて、完全に監禁状態でした。
これは後から知ったことですが、この監禁は、摂理に反対する弁護士や牧師たちによってすべてシナリオが作られ、仕組まれていたものだったのです。
ホテル、レンタカー、ウィークリーマンション、着替えなどすべてが用意周到に準備されていました。
そして両親は、私が洗脳・マインドコントロールされていると教えこまれていて、両親に私の話を聞く耳はありませんでした。
10日間の間、私は心臓を手で直接鷲掴みされているような苦しみを味わいました。
摂理はマインドコントロールをしていると誤解されていますが、私には監禁までして脱会を強要するその手口の方がよほど洗脳・マインドコントロールと呼べるものではないかと感じました。
10日間私は両親に対してすべてを包み隠さず話しましたが、両親は理解をしてくれませんでした。
日に日に疲れていく両親の顔を見て、このままでは両親にとっても私にとっても有益ではないと判断した私は、監禁から10日経った日に、スキをみてウィークリーマンションから脱出しました。

その後

両親にはその後、お前とは絶交だと言われましたが、今では、元通りとまではいきませんが良い関係を築いています。しかし、そのように関係を回復するには何年もの月日が必要でした。
私の信仰に関しても、今では私の信じた道を行くことを認めてくれています。
私の監禁事件に関わった弁護士や牧師たちは、何を目的としていたのでしょうか。
私の両親から多くのお金を受け取って満足したのでしょうか。
彼らのやり方は、果たして正しかったのでしょうか。
信仰の自由を侵害し、監禁までして脱会させるというのは、どう考えても間違っていたのではないでしょうか。
私と私の家族の人生にとって大きな傷跡となった監禁事件。
二度とこのような悲しい事件が起こらないように願うばかりです。

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